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「おい!それリアルタイムで言われてたら、春馬も真依子もこの世に存在しねーからな」
ほとんど独り言みたいに呟いた私の言葉を、冬馬は聞き逃さなかったらしい。
「て言うかさ、もしかして、妬いてんの?」
心底嬉しそうな顔で、私に躙り寄って来る。
私が冬馬のを飲んでからというもの、今まで滅多になかった、こういう発言が増えている気がする。
「自惚れないで!…でも、何がきっかけで戻ったのか純粋に興味はある」
「…きっかけ?」
「何かあるんでしょ?」
「………あ、思い出したら勃った」
「は!?」
「ほら、もうギンギン」
私の左手を掴んで触らせたソコは、確かに完全に勃ち上がっていた。
今でも、思い出すだけで冬馬をこんな状態にする『きっかけ』って…?
自惚れないでと言っておきながら、私の心はモヤモヤしていた。
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