1/13
5162人が本棚に入れています
本棚に追加
/98ページ

 冬馬が乱暴な手つきでカチャカチャとベルトを外し、ズボンはおろか、パンツごと床に投げ捨てると、「ゴッ」と派手な音がした。  もしかしたら、今の音、冬馬の理性の糸が切れた音かもしれないと本気で疑う。  眼前でそそり立つ冬馬の陰茎は、先端が体液でギラギラと光っていた。  やっぱり…。  それを見て、ダメ押しで言った『冬馬の好きにして』は要らなかったな、と早くも味わった後悔の最中ー  「ぅわっっ!!」  押し倒す‥いや、ほぼ「なぎ倒す」に近いくらいの勢いで、ベッドに組み敷かれた。
/98ページ

最初のコメントを投稿しよう!