終わりの始まり

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お母さんが亡くなってから一年がたった。 私はショックから立ち直ろうとしていたところだった。  明日には入試がある。 今日は学校に行くだけの日常。 特別な日はない…。 今日の授業が終わり帰りにポッカレモンを買うために自販機に寄った。 自販機に着き買って家に帰ろうとしたときに…… 「またポッカレモンを買ってるの?まだガキだなぁ。」 この声は…… 「……お兄ちゃん……?」 「よぉ!久しぶりだなぁ。元気?」 そこには1つ上のお兄ちゃんが立っていた。 私は久しぶりにお兄ちゃんに会った。 家の事情で離れ離れになっていたから3年ぶりの再会だ。 「お兄ちゃん!なんでここにいるの…?学校は!?」 私はお兄ちゃんに質問をかけた。 「お母さんが亡くなったて聞いたから心配になって、あと、お前に会いたかったから。」 そうお兄ちゃんがいった。 私はもう嬉しくて飛びついた。 久しぶりにお兄ちゃんに飛びついた。 お兄ちゃんはそんな私を優しく抱きとめてくれた。 お兄ちゃんはとっても温かかった。 3年前と同じくらいに… いや、もっと温かくなったのかな… そして、お兄ちゃんと一緒に家に帰りたくさんの話をお兄ちゃんに聞かせた。 ーそして入試当日ー 「お兄ちゃん!!行ってきまーす!」
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