序章 蠢く家

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序章 蠢く家

  神 奈川県 相模湖町にある 古い洋館。其の洋館に1人の 女が訪れる。其の敷地内は四方を高いコン クリート塀に囲まれ、更に其の笠木の部分に は、40㎝程の鉄製のフェンスが天に向かっ  て、鋭く尖った先端を張り巡らしていた!        人が生活している様子は無く、              静けさが漂って                  いる― 2 018年。 平 成時代も あと半年余り となった秋――― 人 材派遣 会社に勤める私、 観月香織は年齢31歳♪独身で 結婚の経験も無く現在に至って居ります♪ 仕事一筋で此の仕事も私には適任と自負して 参りました♪私が今回、管理人として赴任し た此の洋館♪実はとんでもない建物だったの です!!    此の洋館その物が息をする生き物だったの です♪そんなオカルト的な事が実在するとは 知らず、私が赴任してからは不可思議な事が 続発して、私が疑惑を抱き始めた頃………   「又やわ!?」  邸の廊下に何かが這った様な跡が残り……   「昨日の夜は無かったのに……」  蛇が侵入して来て、夜中に這ったにしては 余りにも大きすぎますし、青大将の様な大型 の蛇が棲み付いてるとも聞いていません♪  夜。1日の雑務を終え入浴している時も、 誰かに覗かれている様で、私の身体は品定め されて監視されてる様です♪   「ホンに彼の云う通りや……」(汗)  
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