金にのせられた俺の失敗

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とりあえず写真撮影を求められた為ちょっと模擬店から離れメンバーに頼み撮影会、両手に花状態で二人ともまあまあ可愛いから普段だったらすっげぇ嬉しいんだけど、どうしようか、今日は全然嬉しくない! ……………って、ん?なに? めちゃめちゃクオリティ高くて感動でした! あ、ホントに?ありがとう。 触ってもいいですか? どこでもどうぞ。 わあぁ……… おいどうするよ、女子に触られちゃってるよ俺。萌え袖の指先で触られちゃってるよ!! この服着てきて良かった!姉ちゃん!今度奢るわ! そんな幸せな時間は長く続かず、時間が過ぎさり、現実に帰ってくる。いい体験をしたがそれ以上にメンバーの引きっぷりが半端なかった。そうだよな、マジかコイツって状態だよな、そんな気配微塵も出してなかったし、そりゃそうだよな!! 「………なぁ、お前そういう感じ?」 おい、そんな戸惑いの目で俺を見ないでくれ、大学で一番仲がいい友人よ、今までの俺が正解だよ、こんなキャラ付け今日だけだよ。 「違うからな、姉ちゃんが勝手に改造したんだよ俺の制服、姉ちゃんが着るために。」 そうだ、俺は何も悪くない、勝手に改造されていたのだ。だが返ってきた返事はあぁそうなんだ………って全然信じてねぇじゃん。俺絶対自分で衣装作っちゃうガチのコスプレ野郎って思われてるじゃん。 おい、あえて触れないでおこうみたいな空気消してよ、いやホントに、淡々と作業に戻らないで!
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