708人が本棚に入れています
本棚に追加
この国では王家に継ぐ公爵家は四公在るが、姫と釣り合う年頃の男性となると、自分とローディ王子位である。
クーガン公爵とは若干、年が離れてはいるが、年齢的にも十一歳差位なら王公貴族間の婚姻においては普通だ。
つまりは、そういったこともあり王や王の側にいるエルキュラート公爵もクーガン公爵がイリューリアと踊ることも、バルコニーに誘った事も咎めはしなかったのだろう。
つまりイリューリア嬢次第…という事なのだろう。
ザッツはこの姫を我がものに!そう心に誓った。
まさにザッツ・クーガン公爵将軍、人生初の『一目ぼれ!』というものだった。
最初のコメントを投稿しよう!