069.幸せな気持ち!最終話!

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「えええええっ!ほんとにっ?すごいわっっ!さすが、聖魔導士様だわ!稀代の魔導士って本当なのですね!」と瞳をキラキラさせながら、そう言ったのだ! 「…っ!え…?そこ?」  と、ルークも目を皿のようにまん丸にしてそのイリューリアの太っ腹ともいえる豪胆な感想に驚いた。 「聖魔導士様ともなると皆、心が読めるのですか?まるで()()()()()()ですわ!」  と、イリューリアが興奮気味に言葉を続ける。  気配りでも何でもない本心からの言葉であることがルークには感じられた。  こんな反応は初めてである。 「え…う…い、いや、聖魔導士の中でも僕は特別?じゃないかな?心まで読めてしまう者は歴史上でもあまり…いないと思う…」  正確には大神殿長のデュムトリア老師もだが秘密である。 「まぁああああ!素晴らしいわ!素晴らしいわっ!素敵っ!」 「え?あ?ほ、本気で言ってる?」こんな力、逆に不便なだけだと思っているルークには驚きの言葉だった。 「まぁあ!私の心が読めるのでしたら私が本気で言ってるかどうか、お判りでしょう?」 「う、うん、めちゃくちゃ本気みたいで驚いてる」  ルークは本気で驚いた。 「まぁ、うふふ!」とイリューリアがこれ以上ないくらいの笑顔をルークに向けた。     
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