序章 封印師の系譜

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大阪湾へと侵入してきた 禍物「闇」へと 戦いを挑んだのは 大枝山の鬼一族 そして 藏魔山の天狗一族 そして 異変に気がついた 人間たち 裏広野山の法術僧 京都府警の現象課のものたちが 知恵を絞って やつの動きを止めるために 朝昼夕夜間とぶっ続けで 順番を決めて 戦いを続けていました それは 全力で相手を倒すのではなく あくまでも 足止めをするための戦いを 始め 天狗や鬼たちは そんな小賢しい人間の作戦など無視をしていたが やはり 強大な「闇」の力の前に  その消極的な作戦を行うしかできませんでした 彼らは 何を待っていたのでしょうか? それは 九州の土蜘蛛などの妖怪連合軍 さらに 日雲にて使えていた 討魔師一族の到来を そして  ついに 大阪より上陸した 「闇」に対して 天狗 鬼 土蜘蛛 妖怪連合軍  裏広野の法術僧 日雲の討魔師軍 全戦力で 阪神淡路大震災で壊滅状態だった 街中で激闘が開始されました それはそれは 四国や瀬戸内海での戦いよりも凄まじい激闘が繰り広げられて 人間たちの封印術で動きを止めては 妖怪たちの攻撃で 「闇」の霊力を削る戦いは なんとか 連合軍の勝利が見えてきた時でした なんと 裏切り者が出たのです 「闇」属性だった 妖怪 闇烏 闇熊 闇大蛇 この三体が いきなり 封印術を施していた 法術僧 そして討魔師たちに牙を剥いて 壊滅させては 封印術が解けた 「闇」の霊力 さらにそれを全身に浴びて強化された 闇属性の妖魔たちが 妖怪連合軍に一斉に攻撃を開始しては 関蛾原まで 後退した 妖怪連合軍は 巨体を持つ だいだらぼっちの体を持って盾にして なんとか  全滅を免れ 東へと いや 東の狐たちを通り越して 東北へと皆 逃走してしまいました 関東での一大勢力を持つ狐たちも 奈須に封印されてる九尾の狐にお伺いをたてるも もはや 我らの力だけでは 止めることも叶わずと諦める状況へと 東北の遠乗郷の大河童 そして 岩城山の一つ目巨人たちは 合津にて 最終決戦をすべしと狼たち 人間の霊力者たち さらに 大小様々な 土地神 そして 北の大地の大妖怪 嵐鬼熊  に集合をかけていた時 奇跡が起きました
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