序章 封印師の系譜

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阪神淡路大震災 未曾有の大災害に見舞われた 地域 はたまた 恐るべき災禍とも言える 禍物「闇」に蹂躙された地域 これは 国をあげて 震災の被害に立ち向かってる上での災害となったのです あの恐るべき災禍 禍物「闇」を封印した一人の英雄は ほんの一握りの人しか知らぬのだが ここで 大変なことに。。。。  閠(ぎょく)と言う組織 我が国始まって以来の危機となっていました そうです 封印師が この時点で途絶えてしまったのです これから先も まだまだ 禍物の出現あると 予言されているなかで まさか ここで 封印師の技が絶えてしまっては かなりまずい状況だと 上の方々は焦っていたようですが これは 現象課の一部の人 神務庁のこれもごく一部にしか知られていなかった事実がありました 化野 綺羅子が 何故 最愛の夫 碑 太郎を犠牲にするようなことに加担したのか 考えれば わかるのですが 碑 太郎が 封印術を全身に施す前に 綺羅子と太郎は 交わりを結び 綺羅子の胎内には 子が宿されていました そして 妖力で 男子 しかも 封印の式を伝承されているのもわかっていたため  綺羅子は 太郎の最後の頼みをきいて 封印 結界を張ることにしました もしも あの「闇」を封印できなければ 二人の間にできた愛の結晶である子を産むことさえ出来なかったでしょう そして 生まれてきた男子には 太郎と名付けて 母の姓  化野 太郎として 普通の子供として 育てられました が やはり 血は争えないのか 太郎には 普通の人間には見えない物が見えているようで 妖力を取り戻してきた 綺羅子 母のところへやって来る あやかしとも仲良くなっては。。。。 いつのまにか 時は流れて 太郎は 高校卒業の18歳になっていました。
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