第一話 始まり

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第一話 始まり

平山響 15歳 高校一年生 一人暮らし (実家から通ってる高校が遠いため。) 特別自分に何かあったわけでは無いのだが、学校に嫌気がさして休学届を担任に叩きつけ、本日から僕は自宅警備員になった。 というのも、自分が所属しているクラスはかなり問題を抱えていて、授業が一部の生徒のせいで妨害されるのは日常茶飯事だし、僕はよく知らないのだがいじめもあるそうで、担任もそれを黙認している。 僕は残念ながらそういう環境では生きていけない人間らしい。 (んーとりあえず…。明日からどうしようかな…。) ベットに寝転びながら天井に手をかざし、じっと手を見る。意味も無くじっと手を見る。いつもはうるさく鳴り響く目覚まし時計も今日は鳴っていない。 時計の針は9時を指していた。おそらくしばらくは使わないだろう。 お金は親から十分に送られてくるし、ちゃんと休学届を出したことも伝えてある。 復学しても問題ない学力はある。 (しばらくのんびりしたいな…。) うんうん、そうしよう。 こうして僕の自宅警備員生活が始まった。
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