ミャウと私

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ミャウと私

膝の上、飼い猫のミャウが乗ってくる。暖かい。ミャウは家に来てもう五年になる。最初は警戒していたのか、あんまり近付いてこなかったけれど、最近では家にいるときはいつでも一緒にいるくらいについてくる。まあそれでもお風呂の中まではこないけれど。 ミャウはこの時期暖かくていい。まあずっと膝の上にいられると脚が痺れる程度の体重はあるけれど。それに暖かいのは物理的にだけではなくて、精神的にもだ。ミャウがいる、そのことが暖かい。暖かいというよりはぬくもりを感じるという方が適当だろうか。 暖かくて可愛い。いい家族だ。ミャウがどう思っているかはわからないけれど。それでも私はミャウが大好きだ。ミャウがいなかったら私はどうなっていたかわからない。ミャウが来る前はどうしていたかわからない。 今ミャウがいる。それで十分。 「ミャウ、ありがとう」私の言うことがわかってるんだかわかってないんだか。チラッとこっちを見るけれど返事はない。ミャウは可愛いね。
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