2.差華奈臭高校?魚臭そうだなwww

6/31
前へ
/77ページ
次へ
と、まあそんなこんなでキャーキャー()言われてる2人に挟まれながら廊下を歩き、階段を登り、3階が1年のフロアだ。うん、フロア2階分移動しただけのはずがどうしてこんなに疲れるんだろう。 「んじゃ、秀、今日も昼食堂な」 「ん。」 「ん?気のせいかな?お昼一緒に食べよっていう内容のカップルの会話が聞こえたようn痛!ごめんって!つねんないで!」 「俺らで妄想はや め ろ!」 「ちょっとそれは無理ですねーイタイイタイイタイ!」 「んじゃ、また昼な!」 「はいはい。」 会話でご察しの通り、秀は別のクラス。この腐男子は俺と一緒のクラス。 と、まあ時間は過ぎ、朝のホームルームだ。 「今日の連絡事項は特にない。以上。」 相変わらず、連絡事項がない限りHRに15秒しか時間を要さないこの担任は、津神千紘(つがみちひろ)先生だ。まーたまたこの先生もイケメン高身長。基本無表情で、無口。必要最低限しか喋らない。笑顔を見たことがある人はこの学校にいないのだとか。 「うっひょ~…さっすが今日も無表情…」 「なんであれで人気があるんだかwイケメンかwイケメンだからかw顔が良ければ何でもいいのかw」 「なに言ってるんだい律。無愛想だからこそギャップを求めるんじゃないか…!」 「お前の妄想脳には聞いてねぇwww」 「いい?律。普段無愛想なのに2人きりになった時に見せる、相手にしか見せない優しい笑顔。眼差し。そして二人の視線は交わり、熱を帯び始め、そして熱い(ry」 「あー聞こえない聞こえないお前の妄想なんて聞こえない」 強引に妄想話を中断する。お前の妄想話で俺の純粋()な心が汚れたらどうしてくれるんだ!
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2459人が本棚に入れています
本棚に追加