2459人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は三隅律。差華奈臭高校(さかなしゅうこうこう)という男子校に通っている一年だ。魚臭そうな高校だって?いや、ここは超超おぼっちゃま学園でっせ…もう生徒の価値観がおかしいのなんのって…
俺の属性はというと、重度のアニオタで陰キャ。別に顔もいいとは言えない、メガネ。(ここは無自覚だお☆)そして、切るのがめんどくさくなった髪は肩くらいまであり、目は完全に隠れている。まあ、メガネで多少隙間はできるから、視界は確保できてるけどな。流石にそろそろ切ろうと思っている。
髪を切りたい。その考えが俺にとって全く俺得じゃない運命を生きることになるなんて、この時は想像していなかったのである。(大げさ)
さて、この差華奈臭高校略して差華高は、生徒の価値観が極めておかしい超超おぼっちゃまばかりが集う全寮制の男子校。ホモ6割バイ3割その他1割という明らかに常識では考えられない割合となっている。教師もまたホモが多い。ちなみに俺は1割のところに属する貴重な生徒の1人だ。
俺は絶対にホモのあれこれには足を踏み入れたくないのである。巻き込まれたくないのである。当事者になりたくないのである。なりたくないのである。
それはそうと、なんで俺がこんなおぼっちゃま高に入れたのか…まずはそこから物語を展開するとしよう。
最初のコメントを投稿しよう!