目隠しの愛ー2

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理子ちゃんは満面の笑みを浮かべた。 「うまくいってるんだね。よかったね」 「……うん」 「やだ、否定しないんだから!」 「じゃあどう言えばいいのよ」 日替わり定食を受け取り、理子ちゃんと笑いながら空いている席を探した。 社食は大混雑で、なかなか空席が見つけられない。 「あ、あそこ空きそうだよ」 そう言って理子ちゃんが移動を開始する。 理子ちゃんは席取りがとても上手だ。 私ときたらモタモタしていて、ちっとも役に立たない。 理子ちゃんは「育ちがいいんだよ」と笑うけれど、我ながら使えない人間だなと何かにつけて思う。
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