さよならキラボシ

【After Story】残照

「佑輝」
　許しを得た泰輔が、間を置かず身体を寄せてきて、俺の腰を引き寄せる。
「っ、ん……ぅ」
　ガチガチに硬くなった欲望が、内壁を押し広げながら進んでくる。圧迫感と敏感な部分を擦られる快感に、俺はソファの生地に爪を立て、上体を反らせた。
　ある程度で止まったところで屹立は後退して、再び俺の中を突き進む。その動きを繰り返すごとに少しずつ深くまで入り込んだ。
　ようやく全部が収まるようになったのか、泰輔が充足の息を吐いて背中に口づけてくる。
　Ｍ字開脚でひっくり返されているよりは、身体的にも精神的にも楽だと思って自らこの体勢を取ったものの、交接のために腰を突き出す状態も大概だなと今さら思った。
　それに……。