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「今したら……佑輝がつらいだろ」
切羽詰まって、寝室へ移動する余裕もなかったくせに。
こんな極限で自ら『待て』をする泰輔が可笑しかった。
「まあ確かに、しんどいんだけどさ」
イった直後に触られると、敏感になり過ぎて、単純に『気持ちいい』だけではなくなるし、体力的な問題もある。
「いいから、しろよ」
立ち尽くす泰輔に向き直って、首筋に腕を回す。
「俺も、もっかいイきたいし」
おどけた風に言って唇を奪ったら、泰輔はひどく驚いて目を見開く。三秒後には、噛みつくようにキスをし返された。
「顔を見てしたい」という泰輔のリクエストに応えて、座った泰輔の膝の上に乗っかった。
「ぅ……ア」
敏感になった中に、自重で怒張を迎え入れた。内臓が圧迫されて苦しくて、漏らしそうな感覚もあって、自分からはそれ以上動けなくなる。
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