衝撃の事実

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「そこで、計画は変更され、王妃としんちゃんは・・・」 「しんちゃん?」 「あ、クレオーンね。イオカステ王妃と弟クレオーンしんちゃんは、エディプスがすでにスフィンクスを手なずけていることを承知で、国中におふれをだした。曰く、スフィンクスを退治した勇者こそ、ライオス王亡き後の王となり、イオカステ王妃と結ばれる・・・」 「イオカステってもうかなりおばちゃんじゃないですか?」 「いわゆる“びまじょ”」 「それ、ほんとに綺麗だったためしないですよ。だいたい金持ちマダムの悪あがき・・・」 「それくらいわかっている。しかし、女をまだ知らないうぶな青年は、大人の色気に敢え無く撃沈するのであった」 「しちゃうんですか?」 「しちゃうの?こっちが聞きたい」 「しないです。だって実の母親かもしれないんですよね?」 「というか、確実に君の実母だよ」 「衝撃の事実・・・・」
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