挽歌

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ところ変わりまして、JR鶯谷駅の付近のガード沿いの通りにありますラブホにて… 重房は、浮気相手の外パブの女とベッドの上で激しいよがり声をあげながら身体を求め合っていました。 「ああああああ!!シゲフサ!!シゲフサ!!」 「レイナ!!レイナ!!レイナ!!」 「むさぼって…むさぼって…むさぼってェーーーーーーーーー!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」 重房は、福島県の妻の実家で大火災が発生したあと家が焼け落ちてしまったことなどきれいに忘れて浮気相手の女の身体をむさぼることに夢中になっていたのでありました。 翌朝6時過ぎのことでありました。 重房は、家出する前に勝手に持ち出した生命保険の証書を持って保険屋へ向かうことにしていました。 焼死してしまった家族7人分の保険金は、合計7億円でありました。 着替えをすませたあと、女がシャワーを浴びている間に部屋から出ようとしていた重房は、急に女に呼びとめられてしまったのでありました。 重房は、女が泣きそうな声でカネをユウヅウしてほしいと言うて来たので、カネのことをめぐってもめごとを起こしてしまったのでありました。
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