挽歌

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「カネ…なんでカネくれと言うてくるのだ!!」 重房の言葉に対して、女は重房に泣いてあわれみを乞うていたのでありました。 「シゲフサお願い!!レイナ、困っているの…少しだけでいいからおカネをユウヅウしてよぅ…」 女が重房に対してシツヨウにカネのムシンをしていたので、重房はより強烈な声をあげて怒鳴り散らしていました。 「ふざけるなよ!!これはな!!オレの家族に万が一が発生した時にオレが受け取る生保のカネなんや!!」 「わかっているわよぅ…全部ちょうだいなんて言うていないわよ…少しだけでいいからめぐんでというているのよ!!」 「オドレはそのカネでなにをしたいのだ!!」 「インドに残してきたちいさな弟たちがガッコーに行きたがっているのよ…おカネがないとガッコーに行くことができないのよ…」 「ウソつくな!!」 「ウソじゃないもん!!ちいさな弟たちがガッコーへ行きたい行きたいって泣いているのよ…イヤァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」 重房は、シツヨウにカネを求めてきた女をベッドに倒したあとグーで女の顔を激しい力で殴り付けたのでありました。 (ガーン!!ガーン!!) 「よくもオレをグロウしたな!!殺してやる!!」 「苦しい苦しい苦しい…」 重房は、クローゼットに備え付けのフェイスタオルで女の首を激しい力を加えて絞め殺したあと、刃渡りのするどいナイフで遺体をズタズタに破損させてしまいました。 重房は、7億円の生命保険金をだまし取り女の貴重品を盗んで東京から逃げ出したあと行方不明になってしまったのでありました。
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