【最恐小説】挽歌

挽歌

（ガーン!!ガーン!!）

｢オドレよくもオレのいないところで勝手に話を進めたな!!ぶっ殺してやる!!｣
｢重房!!やめてくれ!!｣
｢やかましいクソオドレ!!｣
｢重房!!（大工さん）は重房の新しいおうちを作ってあげると言うているのだよ…重房!!｣
｢やかましい!!新しいおうちなんかいらんわ!!殴らせ…オレを小ばかにしたのだから殴らせろ!!｣

（ガツーン!!ガツーン!!）

重房は、めちゃめちゃに怒り狂ってしまったのでせっかく親切におうちのリフォームのことできてくださった大工さんに強烈な暴力をふるってしまったのでありました。

重房は、大工さんが恐ろしくなりまして外へ逃げ出したあともシツヨウに暴力をふるいつづけて頭に50針をぬう大ケガを負わせたあと、大工さんの仕事道具をめちゃめちゃに壊してその場から逃走しまして行方不明になってしまいました。

せっかく重房のために購入しました建て売り住宅は、重房の暴力によって負ってしまったケガの治療費やめちゃめちゃに壊した仕事道具を弁償するための費用に使うために、家族たちはやむなく売却してしまったのでありました。

家族たちは、重房の暴力にタイショできなくなりましたので重房のことを見離すことにしまして、毬村の家の戸籍から重房をハイジョしてしまったのでありました。