四章:遊園地

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翌日の放課後。 病室に行くと、夕夏は眼を見開いて俺のことを見つめていた。 「夕夏、『死ぬ前にしたい事リスト』の一番上に書いてあった゛遊園地に行ってみたい゛っていうのを一昨日見たから昨日遊園地に行ってきたんだけど。」 「琉太。トーク見たよ、行ってきてくれてありがと。お土産も届いたよー。今朝お母さんが来てお土産を家に持って帰っちゃったからもう病室には無いけどね。感想言ってくれるの、ずっと待ってるんだからはやく言ってね。」 「やっぱり男一人じゃ店員さんとかに変な目で見られるんだなってことが分かったよ。けど、ゾンラビチュロスとかゾンラビバーガーとかのフードやドリンクは超美味しかったし、アトラクションもカップルで楽しめそうなものが多くて楽しかったよ。ゾンラビは不気味な外見だけど可愛かったし。」 「感想言ってくれてありがとう、琉太。」 「あぁ。」
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