恋からの発展

10/20
前へ
/22ページ
次へ
しばらくすると彼女の恥部から、クチャクチャという音がしてきました。 湿っぽく、ねっとりとしています。 自分の指が凄く、滑らかに動くようになりました。 濡れてるの……? 自分は彼女に尋ねます。 え……。そうなのかなぁ。よくわかんない……。 ああ、彼女は自分の体の仕組みというか、反応もよくわからないのだ。 秘めたる快楽も、経験していなのかもしれない。 ということは、こんなにも、いじくり回してるのは自分が初めてということでしょうか……。 潔癖な恥部。その感覚というものは……。 自分はどんどん、どんどん欲望を表にだしたくなってきました。だから、ありのままの気持ちを伝えます。 「あのさ……、入れてもいいかな?」 恥ずかしいです……。なんとも厭らしい言い方でしょうか……。 「え……。恐い……」 「そっか。でも、もっと快感が欲しくて、たまらないんだ」 「うーん……」 「ダメかな……」 「痛いって話を聞くし、気持ちの整理が……」 「うん。わかった……。ごめんね、恐がるようなこと言って……」 彼女は気持ちが一杯一杯で、余裕がないのでしょう。自分は追い討ちをするつもりをありません。 強要したくありません。彼女の気持ちを汲みたいのです。 「う……う……う、あっ…う……」 急に彼女は泣き出しました。 「どうしたの?」 「辛くて、しょうがないの……」 「そんな……」
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加