恋からの発展

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人に好意を持たれるということは気持ちの良いものです。自分は同い年の女の子に好意を抱かれました。 きっかけは人数合わせで行った合コンです。 自分の耳元で連絡先が欲しいと囁いたのです。あざとい行動だと思いましたが、それ以上に官能的な刺激を久しく味わい、女の子の成すがままに連絡先を教えました。 自分は女の子の甘い言葉に耐性が薄いのです。 鉄粉を纏った男逹の罵詈雑言には職業柄、耐性はありましたが……。それは全く誇れることではありません。 心のバロメーターが沸騰しそうです。錆びかけていた心に潤滑油を浴びたと表現したいくらいです。 女の子は好意というものを、まるで隠そうとせず全身から溢れ出ていました。自分は懐疑の念を抱きます。 しかし、それよりも大きな欲求が、それをあっさりと流します。 自分は、ここ数年侘しい気持ちで一杯でした。色のある触合いを求めていたのです。胸に情熱を湧かせたいです。
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