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部屋の扉を閉めるとオートロックがかかりました。料金を払えば開くシステムのようです。
照明はやや暗めに設定してあります。羞恥心を抑制する効果を感じられます。
部屋もベットも白色を貴重としており、清潔感があります。意外です。他人が、やれ血がついてただの、黄ばんだ染みがあっただの言っていたからです。恐らく、ずさんなホテルに行ったんでしょう。
彼女も良い印象を抱いたようです。瞳がいつも以上に煌めいています。
まるで、ドラマのヒロインのように生き生きとしているのです。
部屋の雰囲気凄くいい。二人だけって強く感じる。
心地いいなあ。
彼女はハシャギ、両手で自分の肩をポンっと押しました。不意討ちです。自分は万有引力によってベットに倒れます。
堪らなくなるの。私を受け止めて。
そう言って彼女は自分にキスをします。普段の彼女からは考えられないないような大胆な行動です。
唇の触合いが、自分の性的衝動を高めます。
しかし自分には迷いもあります。このまま空間の漂う雰囲気に飲まれて、彼女を酷く傷つけてしまうのではないかと……。
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