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と、男子リーダー格のフレッシュイケメン、朔が俺の肩に手をのせる。
「ノアくん。おはよぉ!」
朔と一緒にいたクール系男子の真矢もひょっこりと、俺の横に現れる。
俺の周りには大勢の友達が集まって来てくれる。コミュ力が高いところだけは、自慢できる点なので、毎日が楽しい。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
俺、結城優吾は教室に入って、ノア様…ノアが囲まれたタイミングを見計らい、俺はさっと抜けて、自分の席に向かった。
俺の前には、俺の良き理解者こと、
隠れイケメン、三坂翔が前に座っている。
翔は、ひょいと体を回転させ、椅子にまたがって、俺に話しかける。
「今日も人気ですなぁ、ノア様は。
確かに良いよなぁ、ノア様。気さくだし、話しやすいし…。あ、ごめん、別に喧嘩うってるわけではないんだけどな。」
俺はムッとした表情で翔を見つめる。
「うっせぇ。ノア様に手出したら、殺すぞ。」
俺は翔に鋭い眼と殺人めいた言葉でそう返す。
「うぐっ…分かってるっつーの。お前の敬愛するノア様は、恐れ多くて、手が出せねぇよ。敬愛というより、サイコパス、執着、ストーカーとかと言った方がいいと思うけどな。」
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