第1章 プロローグ…?で、あってる?

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最後の副詞に若干の言葉のあやを感じたが、そこは聞かなかったことにする。 「はいはい。頑張りますねぇ!」 俺は子供のように、はい、を繰り返して答える。 「あ、ノア!おはよぉ!」 教室に入るとクラスメイトが挨拶をしてくれる。 「ああ!おはよう。」 俺は笑顔で返す。おはようはコミュニケーションにおいて、魔法の言葉だ。 「今日も一段とカッコカワイイじゃん!」 そう言って、制服を着崩し、リーダー格の美人系女子生徒、美香が早速、俺をいじってくる。 「カワイイは余計!カッコいいで、止めとけ。」 俺は慌てて美香に反論するが。 「カワイイぃ!ノアノアかわゆす!」 ふわふわの髪を持つ可愛い感じの女子生徒、モモが笑顔で俺を余計に冷やかす。 「おい!カッコいいをとってどうする! お前ら…覚悟しとけよ?俺、超クールになってやるんだからな!」 俺はアタフタしながらも、即座に反論するが。 「えぇっ!クルクルになるのぉ! 余計カワイイ!」 モモがそう言うので、会話が成立しないことを理解するが、一応もう一度、反論しておく。 「ちげぇよ!クールだよ!カッコいいヤツだよ!」 反論というよりツッコミだが、これが俺の日常だ。 「お、ノアっち、おはよぉ!」     
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