第4話

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第4話

 アザミの、瑞々しくも赤い先端から、白濁が吐き出された。  絶頂の快感を腰を震わせて堪能する暇も与えず、西園寺は乳首だけで達したアザミの、後孔へと己の猛った欲望をねじこんだ。  後孔と会陰部に作ってあった結び目は邪魔になったので、そこだけを解いた。余裕の出来た縄は少し緩んだが、胸を縊り出している縄や、両足を縛っている部分はそのままで、アザミの自由は依然として奪われたままである。  激しくうねるアザミの中が、西園寺に絡みついてくる。 「ああっ、ま、待ってっ」  突然の挿入に、アザミが逃げようとする素振りを見せたが、縄を打たれた不自由な体は、シーツの上を滑っただけだった。  深々と貫かれたアザミの腹部が、淫靡に波打った。達したばかりなのに内側から前立腺をごりごりと擦られてはたまらないだろう。 「あっ、イくっ、またイくっ」  ビクンっ、と細い体が魚のように跳ねた。   「そうやって、イきっぱなしになるところは、マツバと同じだな、アザミ?」    意地悪く、そう囁いて。  西園寺は縛られて開きっぱなしになったアザミの足の間に、腰を強く打ちつけた。  アザミが唯一自由になる頭を左右に振り、喘ぎを零す。     
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