第1話

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 マツバが西園寺の好みに沿うよう、初心で控えめな振る舞いを演じている(・・・・・)ようではないか。 「マツバが抱きたければマツバを指名する。今日はきみが、俺を満足させてくれるんだろう?」  低い声でそう問うと、アザミが艶然と笑った。  しゅる……と帯をほどき、打掛を肩から落とすと、襦袢の前を開き、白い両膝を立ててM字に開脚する。  アザミは、下着を着けていなかった。  無毛の性器の、さらに奥まった秘部を、指で開き。 「それでは、アザミの孔で愉しんでください」  美貌の男娼が、西園寺を誘った。
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