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男が一瞬息を詰め、ぴしゃりとアザミの尻を叩いた。
「客のを噛むなんて、躾のなってない男娼だな」
「僕を抱くと言っておきながら、他の男娼と比べるなんて、デリカシーのないお客様ですね」
しれっとそう言い返し、アザミは上体を起こした。
膝を布団の上に滑らせて、体の向きを変えると、しっかりと勃起している西園寺のペニスを指先で支え、騎乗位で後孔にそれを咥え込もうと、腰をゆるゆると落とし始めた。
「アザミの孔は、マツバよりも良いですよ」
唇で、笑って。
アザミはひくつく後孔へ怒張を迎え入れた。
大きく張り出したエラの部分が、ごり……と中をこする。
アザミの中が悦んで男へと絡みつき……奥へ奥へと誘う蠢動を見せた。
上になったアザミの腰を、西園寺が掴んだ。
突然、下からずん……と突きあげられ、アザミは思わずのけ反る。
「ああっ」
バランスを崩すまいと、アザミは布団に手を付き、体を支えた。そんなアザミに構わず、西園寺が腰を上に突き上げて、ずぶっ、ずぶっ、とアザミを串刺しにしてくる。
「ああっ、あっ、あっ」
腰を固定されているため逃げることもできず、奥の奥まで侵入された。
ひと際強い突き上げがあり、アザミの肘ががくりと折れた。
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