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ひくり、ひくりと後孔が蠢いている。
「さぁ、俺に、きみの可愛いところを見せてくれ」
西園寺は、ザクロ色の乳首を筆で責めた。
「ああっ、あっ、あっ」
アザミが腹部をくねらせて悶える。
だらだらと溢れてくる淫液を、筆にすくって、西園寺はそれで左右の乳首を濡らした。
「さ、さいおんじ、さまっ」
「どうした」
「む、無理、ですっ、あっ、ち、乳首だけではっ、あ、あぅっ」
パチン、と西園寺は再び胸の縄を弾いた。
今度は、上から挟んでいる縄をアザミの乳首の下に来るまで強引に引っ張り、そのまま指を離す。
「ああんっ! あっ、あっ」
縄に擦られた右の乳首が、その色味を増した。
西園寺は筆で左の乳首を弄りながら、己の左手を巧みに動かし、縄を使って右の乳首を責めた。
「あっ、い、痛いっ、痛いっ」
アザミが首を振ってすすり泣きを漏らした。
彼の、艶やかに長い髪が、シーツの上をのたうった。
痛い、と彼は口にしたが、西園寺からはそうは見えない。
アザミの陰茎は硬さを保ったままであったし、その先端からはだらだらと先走りの液体が溢れていたからだ。
「痛いのに、ここをこんなに腫らしているのか」
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