前書き

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(1)「講義」  計画: 2019年が初年度(売込みはしていないが、突然オファーが舞い込んできて始める)  現在2つの組織から、4種類の講義の発注をもらっている。8年前から、年に2回の講義を続けてきたが、2016年に退職したので2017年の講義はゼロになった。その時期は就活中で単身赴任でも就職するつもりだったので、予定が立たないといって私の方から辞退していた。2年前に勤務を始めたので講義を再開したいと伝えたのだが、2018年はゼロだったのに、2019年は3種類6日間と急増した。講義は、労働安全衛生法に記載された特別教育や差表主任者講習で、朝から夕方までパワーポイントを使って話し続ける過酷なものだ。1日やると声が枯れる仕事だ。だが、終わればマラソンを走った後のような高揚感がある。出し切った感じがする。基本的にはテキストが決まっているので、本の読み聞かせをするだけなのだが、事前に必死に本を読みこんで何を聞かれても答えられるように準備して出かける。  この件については、積極的に営業をかけたことはない。昨年10月に労働安全コンサルタントの先生が倒れられたので急遽代理の講師を頼まれた。昨年11月に船橋まで講義に行ってきたのだが、そこへ今年4回講義にいく。11月の講義の時には、準備期間が1ケ月しかなかったので、講義の出来映えは、ヒドイものだったと反省している。次回はもう少しまともな講義をしたいと思う。  テキストに書いてあることを説明する講義なので、だれにでもできると思うかもしれないが、そんなに簡単なものではない。テキストを読んだだけでは何も伝わらない。テキストは、下手をすると文語のような言葉で書かれていて、何度読んでも意味がわからないことが多い。自分の言葉で何を言いたいのかをパワーポイントの資料にまとめて持っていかないと、1日の講義をもたせることができない。パワーポイントの資料をプロジェクターで映しだすと、口でいくら説明しても伝わらないことが、一瞬で伝わることがある。演壇の上で孤軍奮闘する私にとって、唯一の味方であり、武器でもあるのがパワーポイントの資料だ。今は、2月の特別教育の講義の準備をしている。その次は3月に2日続けて講義があるので、その資料を作らなければならない。2日続けて講義するのは初めてなので、今から緊張している。
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