前書き

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 来月、その業者に三番目で最後のリフォーム工事をお願いしている。このリフォームは今までのリフォームとは、目的が根本的に違う。千葉に根を下ろすと決めたら、地震が急に怖くなったので大地震で家が壊れないように壁を補強するものだ。千葉で死ぬ覚悟はしたが、地震で死にたくはない。去年、千葉市の地震発生確率は日本一だというニュースが流れたが、日本一ということは世界一危険な街だといっているのと等しい。大地震はいつ起きてもおかしくないので、万が一の地震に対する備えをすることは、無駄に終わるかもしれないが、有益だと思う。これで、残り18年間の創作の準備が終わる。戦闘準備が整う感じだ。自宅の要塞化が完了し、閉じこもっていく。  日々の生活では、平凡な会社勤めが続いている。週日は朝5時40分に起床し、電車で出社し、昼休みはコーヒーショップでサンドイッチを食べながら労働安全衛生法の特別教育の講義の準備をし、夜7時20分に帰宅するという生活を繰り返している。電車に乗っている間は創作しているし、寝る前の1時間も創作時間だ。こういう習慣は、何も変わっていない。ただ、テレビを見る時間は少なくなった。真剣に見るのは撮りためた番組だけで、コマーシャルを飛ばしながら見ている。昔はコンビニで雑誌を立ち読みすることもあったが、最近はコンビに行くこと自体なくなった。土日も、医者に行ったり、ジムに行ったり、テニスのレッスンを受けたりと決めたスケジュールをこなしている。外から私の生活を見ると、忙しくて息苦しい感じがするらしい。女房に同情されるが、キツキツのスケジュールの中にも、私は新しいことを押し込んだり、差し替えたりして少しずつ習慣を変えて最適化していく感じだ。ことさら報告する必要はないのだが、意味が質的に変化している部分を報告する
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