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ゆうこのお店はいぞう行きつけのバーだ。
山本も何回か一緒に行ったことがあり、ここから5分とかからない場所にある。
穂花との約束も会社の近くだから、1?2杯なら付き合えないことはない。そして、いぞうもそれをわかった上で誘っているに違いなかった。
(時間がないって言っても、『あるじゃないか』って引かないんだろうな…)
「わかりました。でも、1杯だけですよ。穂花、時間に厳しくて、遅れると凄く機嫌悪くなるんです」
「もちろんだ。君と穂花ちゃんの関係を悪くするようなことはしないと約束するよ」
山本は嫌な予感しかしなかったが、断ることができず、二人はお店に向かった。
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