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君が現れた日
君は急に僕の世界に現れた。
人は意識したものしか見ていないというが、本当にそうだ。
クラスメイトになって6ヶ月、
君のことなんて全く視界に入れてすらなかったのかもしれない。
今どんなに思い出そうとしてもそれ以前の君の姿は見当たらない。本当に同じ教室で日々を過ごしていたのだろうか。
君が僕の世界に現れたとき、君は別に光をまとっていたわけじゃないし、はたまた君が急に飛び出してきて僕にぶつかったわけでもない。
どうしてだかわからないけれど
本当に急に気になりだしたんだ。
不思議と僕は君に引き寄せられた。
このときはまだ好意なのか好奇心なのかもわからない。
君と話してみたい。
それだけだった。
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