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最初から大きな魔物が操れるから、小さな魔物も操ってもらわなくては、きみは魔法使いとして生活できない。アルトを傷つけることになる。いいの?」
「姉貴を……。嫌だ。嫌だよ、そんなの……」
「そうだろう? だから、きみは特別に腕のいい、この国で一番の先生の所で修行をしてもらう。厳しい修行になると思う。そこで三年。歯を食いしばって頑張ってきてほしいんだ」
「三年……。そしたら、アルトに会えるのか?」
「会えるさ。ここはきみとアルトの家だろう?」
それから、五年が経っていた。
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