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「先代の校長先生、出口がないですが!?」
ポールトーマスが聞くと
「ほほ、力を見せとくれと言ったろう。出口も自分たちで探すんじゃな。がんばれよー」
先代の校長先生はにこにこして言った。
「相変わらずスパルタですねえ」
校長先生が先代の校長先生に向かって言った。
「お前が生温いんじゃ。自分がスパルタ教育できないからって、隠居のわしを頼るな」
「老人なんて、頼られなくなったら張り合いなくなってすぐ死にますよ」
「だまらっしゃい」
先代の校長先生は校長先生を吹き飛ばした。
校長先生は、壁にぶつかって倒れ、動かなくなった。
「ほうら、もう先生はあてにならんぞ」
先代の校長先生は僕たちに言った。
「え? 校長先生死んでませんよね?」
トイが聞くと、
「多分な。まあ死んだらこいつはそれまでってことじゃ。お前らもな。ほら、怪獣が来るぞ」
振り返ると、怪獣は僕たちに今まさに襲いかかろうとしていた。
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