第7話 東と西の特殊魔道士

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第7話 東と西の特殊魔道士

 東からの特殊魔道士一人目。丸坊主の男の子だった。 「瞬間移動魔道士のワープマンさんです。瞬間移動魔道士は名前のまま、瞬間移動ができる魔道士です」 「よろしく! ただ足が早いだけかと思ってたけど、瞬間移動までできるようになるなんて楽しみだよ!」  ワープマンはとても明るそうな少年だった。なんと東の端にある故郷の村から走って王都まで来たらしい。はっきり言ってありえない。みんなびっくりしていた。  東からの特殊魔道士二人目は金髪のポニーテールの女の子だった。薄着の活発そうな子だ。 「簡略魔道士のリャさんです。簡略魔道士は、魔法の詠唱を簡略できる魔道士でして、普通の魔道士より素早く魔法が発動できます」 「リャでーす。みんなよろ!」  リャは、みんなに気さくに挨拶したあと、紹介されたクラスメイトの名前を早速省略しあだ名をつけた。ポールトーマスは「ポー」カランドは「カラ」僕は「キル」ネルとトイはそのままだった。 
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