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第1話-3:レベル1 レベル2への道
翌日には、僕の体調は回復していた。ホームルームは全員出席していて、校長先生はとても喜んでいた。
「キルルさん、昨日はどこで魔法を使ったのですか?」
ホームルームの後、校長先生に聞かれたので、答えると、
「ということは、草を枯らしたいけど特に手入れしたい花壇もないから、適当に校庭に行った感じですか?」
「そうです」
「でしたら、せっかくなので、校長先生がお願いしたい場所の除草作業してもらえませんか?」
「はい」
「ありがとうございます。キルルさんが個人的に手入れしたい花壇ができたりしたら、そっちを優先してくれて構いませんからね。先生のお願いは、即死魔法を使いたいけどふさわしい対象がないときに活用してくれればいいです」
「はい」
僕は、昨日あっさり魔法を使えるようになったため、魔法の発動の訓練をする「魔法基礎」の授業はパスした。なので今日は特に受ける授業もなく暇だったので、早速校長先生の依頼を受けることにした。
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