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記憶へ
「教官! これ以上の訓練は危険です。真美が死んじゃう……」
「死にはせんよ。しばらく生きるゴミになるだけだ。問題ない」
教官は息も絶え絶えで寝転がっている真美の背中を蹴った。
「スクワール。ゴミ溜めから生まれた汚らしい栗鼠よ。立て!」
「立って戦え! 戦えぬというのなら代わりに拓郎が餌食になるぞ」
その言葉で真美は立ち上がり、「加速」を使って「敵」を一掃した。
「施設」のトレーニング室には瀕死の子供たちが転がっていた。
真美の持つ十手は時に子供の喉を突き、腹をえぐり、延髄を強打した。
「拓郎よ。全て目撃できたならレポートを書いて提出しろ。5分だ」
拓郎は急いでレポートを書き上げ、教官に差し出した。
「次はお前の格闘訓練だ。蛆虫も鍛えねばスクワールの足手まといだ」
「教官! 茂君が動きません! 死んでるかもしれません!」
「またか。リストから補充だ。お前も気合入れないと死ぬぞ拓郎」
涙を浮かべた真美が拓郎に駆け寄ったが、教官に殴り飛ばされた。
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