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ウツウツ……とした気分で、サトシは目を開けた。
すると彼は、どこかの建物の外に設置された階段の踊り場に倒れていた。
フラフラと……建物の壁をはうように、体を起こした。
手擦りは無いが、上の階の踊り場には黒いドアが見える。
そのまま視線を外にやると、遥か向こうに、キリマンジャロのような高山が見えた。
次に真下を見ると、雲海のように遥か遠くまで雲がつづいている。
そして真上を見ると、普通の青空が広がっていた。
ふと彼が、
「ここは、何処なんだろう……?」
と、つぶやいた。
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