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サトシを伴ってアンドロイドの女は上の踊り場へ戻り、ドアを開けた。
すると、薄暗い中から……
「もうすぐ、モルモットが来るわよ」
彼は急に怖くなり、アンドロイドの腕を引っぱって踊り場から外に落とした。
ところが、その反動で、彼も踊り場から外に落ちてしまった。
「うわ――!!」
サトシは、白い雲の中を落ちていった。
もう、さっきの青空も見えなくなっていた。
果てしなく落ちていきながらサトシは、つぶやいた。
「これって悪夢だよな……?」
――終――
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