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現在稼働しているのは二つのレジ、いざこざが起きているレジのが空いているしどうしたものかしら
よく見ると、さっき自分よりも早くお酒を決めて、風のように去った人物だった
さっきの白い不思議な被り物はどうやら猫耳を模したもの、と、この時知る
「だからー!今日は身分証を忘れたんだって!」
コンビニでお酒/タバコを買おうとした未成年が言うテンプレート文が耳にいやに突き刺さる。
でも、えっちな本で年齢確認を遵守してる場面って見たことないなぁ・・・
「と、とは言われましても……」
「昨日居たひとには身分証見せたから売ってよ!」
よっぽど大きい溜息をしたのだろう、目の前で悶着をしていた二人が私の方を見た。
店員さんは困惑した顔がさらに険しく、そしてダダを捏ねてる人物はまるで水晶の様に澄んだ瞳で私の顔を射抜いた
面倒事は嫌だし、順番を変えろってのも筋違いだし。
「これといっしょに会計すれば・・・問題はないですよね?」
手に持っていた品物を置いて、一言呟いていた。
「お、お知り合いですか?」
少女の顔は歪み始め、今にも舌打ちをしそうだったが…グッとこらえるのを視認出来た
「ほら、会計済ませて、さっさと帰りましょう」
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