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1章:異世界に転生する事になっちゃった!!
私の名前は由利李 鈴菜。アイドルオタクの女子大生です。今は秋。支度を済ませてリビングに降りる。
「おはようお父さん。」「おはよう鈴菜。」
お母さんは五年前に他界していてお父さんとの二人暮らしだ。トーストにバターを塗ってかじりつく。
トーストを食べ終え、スープを飲む。顔を洗って家を出る。徒歩で駅に向かう途中、横断歩道で青信号である事をチェックしながら渡る。すると、横断歩道の中央辺りで車に轢かれた。
そして意識がプツンッという音に合わせて途切れた。
気が付くと、真っ白な部屋のベッドで眠っていた。
「気が付いたか。」
「あの…、ここは何処ですか?」
「異世界だ。」「…!!」
「妾はフリンツェン神国の姫神、リンツェン。そなたは?」
「由利李 鈴菜。」
「鈴菜、お前は車に轢かれて死んだ。それは覚えてるな?」
「はい。」
「だから、鈴菜。この国で転生しないか?」
「人間として?」
「もちろん。魔女、つまり能力者として転生してもらいたい。もちろん、中学生くらいの年齢までは戻ってもらうが、それでも良ければ能力や魔法が最初から全て使えるようにしよう。前世の記憶もそのまま残しておこう。どうする?」
「転生するに決まってるでしょ!あ、でも性別は女が良いな~。」
「なるべく鈴菜の理想像に合わせよう。女で女優の綾瀬はるかみたいな外見で優しくて頭が良くて綺麗好き。で良いな?」
「はい!」
「では決まりだな。転生!!」
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