act1.奇妙な探偵と苦労人な助手

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act1.奇妙な探偵と苦労人な助手

<プロローグ> 東京___ そこは日本一人口が動く場所であり、 人の数だけの物語が蠢く街__ 季節は2月中旬で、雪がアスファルトを埋め尽くしている 艶やかな黒髪を持ち、眉目秀麗を全身にくっつけた様な青年が丁度新宿駅から足を踏み出した 足を降ろす度に鳴る、雪のシャリシャリとした音が小気味良い 「さぁて、仕事を始めようか」 ぽつりと呟き、彼は信号を渡る__
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