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翌日身の回りの物を持ち、彼女がやってきた。
寝具は夜までに宅配便で届くらしい。
自分のアパートが近くにあるらしいので、着替え等はそこまで多く持たなくても大丈夫だったようだ。
職場はバスを20分程乗った所にある、俺でも知っている大手の会社だった。
事務員らしいので、基本体力は必要無いらしい。
「会社まで歩いて運動すれば?」
そう提案すれば、目の検査をして網膜に異常が無い事を確認するまでは運動は控える様にと言われてるそうだ。
ちょっと運動して体重減らした方が良いと思うのだが、上手くいかないもんだ。
部屋は2階を使って貰う事にした。
俺は2階部分には立ち入らないと約束する。
風呂、トイレは1階にしか無いので共同になるのは仕方がない。
風呂上がりにパンツ一丁で飲むビールは堪らなく旨いが、我慢しよう。
見せて自慢できるような胸板も無いしな。
おっと、ところで彼女はイケルクチだろうか?
「あんた、酒は飲むのか?」
「たまに飲み会等でお付き合いする程度ですね。」
そうか。
まあ、カロリー的にも呑兵衛じゃ無い方が良いんだ。
晩酌のお供にならなくたって、寂しくなんかないからな!
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