第2章

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…母の再婚そしてまた… 私が2年生になる頃、母が再婚。 当時住んでいた神奈川から東京へ引っ越しました。 新しい父は転校先の学校に馴染めず行きたくないとぐずる私と弟を学校まで送ってくれたり休みの日は一緒に遊んだりしてくれるとても優しい人でした。 私が夜ご飯にカレーを作り、夜勤に出かける養父に食べてほしいとわがままを言った時、会社に遅刻してしまうのに一緒に食べてから出勤してくれたことは今思えば大変な事なのですがとても嬉しかったです。 そんな養父ですが片付けがとても苦手でかなりズボラな性格でした。 神経質な母はそれが嫌で仕方なかったらしく、1年もしないうちに離婚。 私は引越しとしか聞かされておらず、引越し先の家で養父に「お父さんは一緒に居られなくなったからこれからはお母さんと弟と暮らすんだよ」 と言われた時は大泣きしました。 …転校といじめ… 3度目の転校先では休みがちになり環境を変えてみようと4度目の転校をしましたがその学校でトイレに閉じこめられたり物を隠されたり、クラスメイトの物を私の机に入れ盗んだと騒がれるようないじめに合いました。いじめや陰口が嫌いだった私はクラスメイトと大げんかをし、ますます行きづらくなってしまいました。 しかしその事でいい事もありました。 私の家では母の教育方針で家事は分担制になっていて自分の食器は自分で洗い、洗濯物は自分の分を干すという決まりでした。 いじめにあってからは学校に行かない代わりにと食事も作るようになり料理が好きになりそれは今の生活にとても役立っています。 …大人は助けてくれない… この頃から母は昼も夜も働き詰めでかなり気持ちに余裕が無い状態になっていました。 ちょっとした喧嘩でも暴力を振るわれたり外に追い出されたりするようになり近所の人に通報される事もしばしば。 しかし大きな怪我もなかったので注意だけですまされ私が訪問してきた児童相談所の人にうったえてもとりあってもらえず暴力がなくなることはありませんでした。
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