十二番番目の志士(第二部)

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もう大丈夫だよというとそれは良かったです、西郷さんは残念な事でしたと言うので、明治維新の総仕上げをやって大勢の薩摩兵児と共に黄泉の国に旅立つたよと言ったの、 です、大久保さんがさぞや気を落としているでしょう、木戸さんもお亡くなりになって、後は伊藤さん、黒田さん、大山さんに頑張ってもらうしかないですねと言ったのです、 久しぶりに釣りをしたいので船を出してくれないかと言うと、わかりましたといい部下に船の用意をさせたので3人で乗り込み品川沖に船を走らせたのです、丁度この辺、 だったよ、ペリーの黒船にあったのはと船を止めてイカリを降ろしたのです、竿を出して餌をつけ投げ入れて暫く待つとあたりがあり竿を斜めに引くと魚がかかり引き寄、 せて網ですくうと、 立派なタイです、お梅と新一がすご~いと喜んでいます、餌をつけて投げ入れ竿を新一に渡すとまた直ぐにかかつたので、うしろからささえて手繰り寄せるとこれも立派、 なタイです、網ですくうと初めて釣った魚に新一は大喜びしたのです、二時間程でタイ三匹に大型のアジ5匹を上げたのです、今日はこれを夕食にしょうと、竿を上げて、 墨田川から神田川に出て家にもどったのです、 新一と銭湯に行きお湯に入りサツパリして家に帰ると、峰五郎も帰ってきていました、新一がおじいちゃんこんな大きなタイを僕が釣り上げたんだよと興奮して話すと、     
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