【3】アインツとエルフ

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「とにかく、事件の概要だけしっかり頭に叩き込んでおけ」 「へ?」 「何を気の抜けた顔をしている、11111112よ。我々で、再びこの時代に行き、チーム4人を救出するぞ」 「………はい???」 「お前も友人2人を助けたいだろう?」 「いや、もちろんそうだけど!同じ事件に2度、時空監視官が派遣されるって話、聞いたことないよ?可能なの!?」 「確かに意識がある状態で、彼らに遭遇する可能性が0じゃない分、多少リスクがあるが…ま、大丈夫だろう」 「大丈夫だろうって…今日のナインワン、なんか変」 「私を信じろ、ツー」 いつも通りの呆れ顔を向けると、ナインワンは “準備があるから” とどこかへ行ってしまったが、心なしかその歩みが弾んでいた気がする。 って、それより…!!! 「ツーって呼んでくれた!あのナインワンが!」
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