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「とにかく、事件の概要だけしっかり頭に叩き込んでおけ」
「へ?」
「何を気の抜けた顔をしている、11111112よ。我々で、再びこの時代に行き、チーム4人を救出するぞ」
「………はい???」
「お前も友人2人を助けたいだろう?」
「いや、もちろんそうだけど!同じ事件に2度、時空監視官が派遣されるって話、聞いたことないよ?可能なの!?」
「確かに意識がある状態で、彼らに遭遇する可能性が0じゃない分、多少リスクがあるが…ま、大丈夫だろう」
「大丈夫だろうって…今日のナインワン、なんか変」
「私を信じろ、ツー」
いつも通りの呆れ顔を向けると、ナインワンは “準備があるから” とどこかへ行ってしまったが、心なしかその歩みが弾んでいた気がする。
って、それより…!!!
「ツーって呼んでくれた!あのナインワンが!」
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