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好き・・・好き・・・山岸はずっと私のことを想ってくれて居た・・・待っていてくれて、ありがとう・・・ああ・・・私は大切な人を無くさずに済んだ・・・よかった・・・好き・・・山岸・・・
雅と山岸のキスは長く長く続いた。
ようやく、山岸が雅の唇を離すと、熱い瞳で雅を見つめる。
「やっと俺の気持ち、分かってくれたの?俺で、いいの?」
「うん、私、山岸がいい。一番私のこと分かってくれてる、山岸がいい。」
「雅・・・大切にする・・・」
二人は再び抱き締め合った。
それを、冷ややかに見つめている瞳には気付かず・・・
二人にとって、今が一番幸せな時だっただろう。でも、それは長くは続かなかった。
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