山岸

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また私は過ちを犯すのか。 葉月のことは好きだ。でも、愛しては居ない。それなのに、葉月に抱かれるのか。 山岸がいなくなった今、どうとでもなれ。 私は葉月と一緒に、事務所に向かった。 今日は、撮影がある日。小さい記事だけどね。 事務所に着くと、すぐに着替えさせられ、メイクをされ、写真を撮られる。 そこには、見慣れないカメラマンが居た。 髪の毛の長い、見るからに軽そうなカメラマン。 「雅ちゃん?初めまして。よろしくね。じゃあ、撮るよ〜〜〜。」 私の大事な人はどこへ行った? でももう、そんなこと、どうでもよかった。 この仕事を続けられるのなら・・・カメラマンなんて誰でもよかった。
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